赤坂ブリッツファイナル
もう怖いものは無いな、と思えた。それが怖いのだけど。こんなに愛してもらえていいのかと。一人の女のひとからもこんなに愛してもらえたことがないから情けなくなる。やっぱりおまえは歌っておけよ、全身で。似合う、それが。
色んな人から嬉しい言葉を貰えたけど、やっぱりチケットを買って観に来てくれた人からの「ありがとう」に勝るものはない。こちらこそありがとう。
みんな疲れてる。知ることにも、忘れることにも。だからこそこのバンドは平然とそこに居るべきだ。今までと同じように、同じ形で。音楽は決して娯楽なんかじゃない、時に刃物だと思う。強いからみんなが頼る。切れ味?よく分からないなあ、けど、優しく皮を剥いてみせることだって出来るんだぞ、と。途切れないように。
おれは幸せな人生をやらせてもらってます。分けます。できるだけ。もったいない、こんなの一人では。
レコーディングしよう。歌詞を丁寧に書こう。